はじめの問い

海から遠いまちでも、海のごみを減らせる?

見るヒントごみを一つ選んで、まちから海までの矢印をたどろう。途中で止められそうな場所はあるかな。

まちから川を通じて海へ流出するごみの経路まち・暮らし川海海への流出経路の一例

ごみが海に入る経路の一例です。すべてのごみが川を通るわけではなく、発生源や移動の仕方はさまざまです。

まず、これを覚えようごみを海へ出さない工夫は、まちと暮らしから始まる。
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海のごみを、まちから考える

ここに注目同じ袋でも、置き方で行き先が変わる?

流れ出す前に、止める場所を考える

流れ出す前に、止める場所を考える上は風雨で移動する経路の例、下はふたのある容器などで回収まで管理する案。描かれた経路が、どこでも実際に起きるとは限りません。飛ばされる川・海へ保管する回収へ
上は風雨で移動する経路の例、下はふたのある容器などで回収まで管理する案。描かれた経路が、どこでも実際に起きるとは限りません。

わかること使った後に、飛ばされず回収されるまでが大切です。

外に捨てられたり、管理が不十分で飛ばされたりしたごみは、雨や風で移動し、川などを通じて海へ流れ込むことがあります。海辺で出るごみや、海での活動によるごみもあります。

図の矢印を逆にたどってみましょう。海に着く前の、どの場所なら流出りゅうしゅつを防ぐ工夫ができそうでしょうか。

もう一歩:道のりの図は、証拠ではない

川を通る矢印は、起こりうる経路を示します。ある浜のごみが、どの町のどの人から来たのかまでわかるわけではありません。発生源を知るには、ごみの種類や場所を記録するなどの調査が必要です。

この図解・追補の参考: 追補1

02

小さくなっても、問題は残る

ここに注目一つのかけらが八つになったら、ごみは消えた?

一つが八つに。材料は残っている

一つが八つに。材料は残っている形を分けた模型です。大きい四角一つと、小さい四角八つの合計面積は同じ。実際の壊れ方・時間・サイズを再現する図ではありません。ひとつの材料分かれても、残る
形を分けた模型です。大きい四角一つと、小さい四角八つの合計面積は同じ。実際の壊れ方・時間・サイズを再現する図ではありません。

わかること細かく割れることと、プラスチックがなくなることは別です。

環境省は、5mm未満の小さなプラスチックごみをマイクロプラスチックと呼んでいます。大きなプラスチックが細かく砕けて生じるものなどがあり、生態系への影響が懸念されています。

見えにくくなったことと、なくなったことは同じではありません。影響の大きさや仕組みには研究中のこともあるため、わかっている事実と、まだ確かめていることを分けて読むことが大切です。

もう一歩:大きなごみが割れたものだけ?

大きな物が砕けてできるもののほか、初めから小さく作られた粒もあります。「マイクロ」は大きさに注目した言葉です。形、材料、発生源まで全部が同じという意味ではありません。図のかけらは拡大した模型で、画面上の大きさを定規で測っても実物のサイズにはなりません。

この図解・追補の参考: 追補2

03

流出りゅうしゅつさせないために、できること

ここに注目拾う以外にも、できることはある?

わかること使う前、使った後、回収するとき。海へ出る前に工夫できます。

外ではごみを持ち帰る、回収場所で風に飛ばされないようにする、必要以上に使い捨て製品を増やさない。日常の行動を、ごみが出る前から考えてみましょう。

海岸清掃に参加するときは、主催者の案内に従います。危険な物や正体のわからない物を自分で拾おうとせず、大人や管理者に知らせましょう。

考えて試す:一つ変えて、確かめる

例えば、学校で大人と相談して、風で飛びやすいごみの保管方法を見直します。変える前と後を、同じ条件で記録すると、提案の効果を考えやすくなります。ごみをわざと外へ置いたり、水に流したりする実験はしません。

この図解・追補の参考: 追補1 追補2

図とことばを、つなげよう

ことばのおさらい

流出りゅうしゅつ
管理していた場所などから、外へ流れ出たり飛び出したりすること。
マイクロプラスチック
5mm未満の小さなプラスチック。
発生源
ごみなどが生まれたり、環境へ出たりするもとの場所や活動。

自分のことばで、説明できるかな

わかったことを確かめよう

先に考えてから、問いを開いて解説を読もう。図に戻って確かめても大丈夫。

Q1図のかけらを画面で測ったら6mm。マイクロプラスチックではない?

解説:判断できません。図は拡大・縮小される模型です。実物の大きさとは区別します。

Q2目に見えるごみがない海なら、小さなプラスチックもゼロ?

解説:そうとは言えません。見えないことだけでは、ないことの証拠になりません。量を知るには決められた方法で調べます。

LET’S THINK

ここから、学びを広げよう。

学校や家のまわりで、ごみが水路に入りそうな場所はありますか。危険な場所には近づかず、地図や写真から考えてみましょう。

考えるヒント・解説を見る

道路わきの排水口、風の当たるごみ置き場などが候補です。実際に起きていると決めつけず、どんな条件で流出りゅうしゅつしそうかを考え、学校や地域の大人と対策を話し合います。

教室やおうちで広げるなら

「使う前」「使った後」「回収するとき」の三段階に分けて、流出を防ぐ案を出します。海での活動ができなくても、暮らしと海の関係を学べます。

出典・参考資料

資料を参考に、文章と模式図、学習の問いを独自に構成しています。掲載元による監修・推薦を意味するものではありません。

追加した図解・解説の参考

追補資料の確認:2026-09-21。数値を使った模式図は架空の学習模型です。

本文の参考資料

初版:2026-09-20 · 更新:2026-09-21 · 本文資料確認:2026-09-20 · 編集方針と更新について